【一悟一笑】 No.13 「たのしみは、・・・ 」
「 たのしみは、・・・ 」
「 たのしみは 朝おきいでて 昨日まで
無かりし花の 咲ける見るとき 」
これは、幕末の歌人、橘曙覧(たちばなのあけみ)の和歌です。
橘曙覧の「独楽吟」という歌集にある52首は、ぜんぶ、この「たのしみは」で始まり、「・・・とき」で終わっています。
驚くべきことは、これら全部が日常の何気ない風景、当たり前の出来事を歌にしているのです!
こんな和歌もあります。
「 たのしみは
妻子(めこ)むつまじく うちつどい
頭(かしら)ならべて 物をくふとき 」
「 たのしみは まれに魚似て 児等(こら)皆が
うましうましと いひてくふとき 」
どうです!面白いでしょ!(笑)
小生も日常の何気ない一コマをから「たのしみ」を見つける名人でありたいと思った次第です!
皆さんも、「たのしみは」で始まり、「・・・とき」で終わる和歌を作ってみませんか?
※ ちなみに、このエッセーは5月7日に打ち込みました。「備えあれば、憂いなし!」です!