【一悟一笑】 No.404 「 わたしたちの老子 」④
「 わたしたちの老子 」④
「 小国寡民(しょうこくかみん)」 『 老子 』第80章
【 訳 】 国は小さく、人口は少ない方が良い。……( 中略 )…… 今のままの衣食住で満足し、生活を楽しんでいる。……( 中略 )…… それが、私の理想郷である。
今の常識では、大国や人口の多い方が有利という見方が大勢ですから、この説は全く逆のように思えます、。
この章は、「 幸福とは何か?」について考えさせられますね。(微笑)
この章が元となって、「桃源郷」(ユートピア)という考え方が生まれたそうです。
「気」の良い人々が集い、お互いを生かして、仲良く暮らす。たしかに、自由で楽しそうです!
同じく『 老子 』の言葉には、「 知 足 」(足るを知る)もあります。 第33章
欲望には際限がないことへの「 戒 め 」ですね。
この「 知 足 」の原文は、「 足るを知る者は、富む 」となっています。
こういうシンプルな言葉こそ、実は「真理」なのでしょう!(微笑)
どこかの大国の指導者の方々にも、お教えしたい言葉です!(ニッコリ!)
今日は、ここまで。
それでは、また。ごきげんよう!