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2019/06/01

【一悟一笑】 No.36 「 お朔日(ついたち) 」

「 お朔日(ついたち)」

 今日は、6月1日、お朔日(ついたち)です。
実は、「朔日」は昔の陰暦のなごり(日本では明治5年までそうでした!)で、新月の月が見えない日のことを指しています。
陰暦は月の満ち欠けで日にちを定める暦で、月が見えない日を「朔(さく)」と呼び、1日(朔日)にしました。
「朔」から約15日経つと満月になり、これを「望(ぼう)」と言います。また、約15日経つと「朔」に戻ります。
新月から満月(望月とも言います)へ、また満月から新月へ、と同じリズムが太古の昔から繰り返されているのです。

 小生は、毎月1日と15日には、神棚のお榊とお神酒を新しく替えています。
これも、この15日周期のリズムで行っているのです。お米とお水とお塩は、毎日替えていますよ!
6月になるといつも感じるのですが、お榊(出来れば、本榊がいいですね!)に新芽が出てきて、小さな白い花が咲きます。
お榊の花は、裏側にあるので、気が付く方も少ないと思います。(微笑み)

 ちなみに、「榊」という字は「国字」と言って、日本で作られた漢字です!(微笑み)
立春・啓蟄・夏至・立秋・春分・冬至などの24節気も、15日で新しい節気に変わります。
大自然のリズム・季節のリズムを身体で感じるために、そのような決まりが昔からあるのですね!
いつまでも、残しておきたい「慣習」ですし、「習慣」が「慣習」になったのです!!(笑)