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2019/06/05
【一悟一笑】 No.40 「 どくだみ 」
「 どくだみ 」
今週、どくだみの白い可憐な花が満開を迎えています。
でも、多くの方はあの匂いと「どくだみ」という名前で、困った雑草と思われているようです。
実は、白く見える部分は「がく」で、上の黄色のコーン状(笑)の部分が花なのです。
そして、「どくだみ」と名前が付いているのは、「毒(どく)出し」の名称から変化しました。
だから、本当は「毒」を身体から「出し」てくれる良い野草なのです。
漢方での正式名称は「十薬」と言って、薬草の効能が十種類くらいある、とされている優れモノです!
便通・利尿・解熱・解毒・化膿止め・かゆみ止めなどの作用があって、強い殺菌効果もあります!
面白いもので、どくだみの花が咲き始める頃から、虫刺されが始まります。世の中、本当にうまく出来ていますね!
そして、あの強い香りこそが、どくだみの「気」(生命力)なのです!
広島に原爆が落とされた後、最初に生えてきた生命力の強い植物が、この「どくだみ」なのです!
我が家では、蚊や虫に刺されたときは、ほとんどこの「どくだみ」の生の葉で治しています。(笑)
どうですか?「どくだみ」の印象は、変わりましたでしょうか?
「どくだみ」は、野草・薬草界の「重役(十薬)」です!(笑)