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2021/11/28

【一悟一笑】 No.349 「 神道と気と日本 」 ③

「 神道と気と日本 」③

 前回の続きで、会話のキャッチボールの上手なYさんは、こうおっしゃいました。
「先生、でもその分、災害も多いんじゃないんですか? 地震があったり、火山は噴火したり、とか、。」、

 小生、それに答えて
「その通りです!何でも、両方いいのはないですよ!(笑)
たしかに、この100年を振り返っても、関東大震災、第二次世界大戦の敗戦、多くの台風の風水害、火山の噴火、阪神淡路大震災、そして10年前の東日本大震災、などなど、、。
よく考えると、その中でも、それでも日本人は立ち上がって来ましたよね。
江戸時代なんか、家が木造で密集しているから、火事があると一気に燃え広がってしまって、江戸の大火は頻繁に有ったそうです。
そんなこともあって、日本人は「粘り強さ」や「助け合い」の精神が培われたのではないでしょうか。
そしてそれこそが、「自然に対する畏(おそ)れ」を日本人が持つに至った要因なのでしょう!」(微笑)

 Yさんは、
「自然災害も、私たちの精神構造に関係しているのですね!」

 西洋の国々では、地震なんかほとんどないから、築100年以上の家屋が当り前のように残っています。それで「自然」に対する畏(おそ)れが少ないのではないでしょうか、。だから、西洋の登山家などは「山を征服した!」と胸を張って言っています。
 それに対して、日本では「山」にも「神」がいらっしゃると考えて信仰の対象になり、「六根清浄(ろっこんしょうじょう)」=「身も心も穢れを取って清めて山に登ること」と称えながら登っています。(ニッコリ!)

 次回へ、つづく。

 今日は、ここまで。
それでは、また。ごきげんよう!