ピックアップニュース
2022/09/18
【一悟一笑】 No.409 「 わたしたちの老子 」⑥
「 わたしたちの老子 」⑥
「 上善は水の如し。
水は万物を利して争わず。
衆人の悪(にく)む所に処(お)る。
故に道に近し。 」 老子 第8章
【 訳 】最上の善は、水の姿にある。水は万物のために役立って、しかも争わないからである。そして、水は常に低い方へ低い方へと常に動いている。普通、人は低いことを嫌がるが、水はそれを自然に行っている。四角い容器には四角におさまるし、丸い容器には丸くおさまる。水の素直さ(柔らかさ)・謙虚さ(弱さ)こそが、道に近い証拠である。
冒頭の『 上善は水の如し 』は、大変有名な言葉ですが、本当にそうですね!
わたしたちは今まで、『 強くなろう!・偉くなろう!』と教えられて、頑張ってきました。(微笑)もちろん勉強や仕事面では、それも大切なことです。
でも、わたしたちは、本当にそれだけで「幸せ」になってきたのでしょうか?
『 老子 』は、よく「柔・弱」の教えと言われています。
私たちの価値観「強く・偉く」のまったく正反対の主張です!(笑)
多くの方は、その「柔・弱」の教えの実践では、「心もとないし、生きていけないのでは、?」とおっしゃる方も多いことでしょう!
『 老子 』は、そんな頭や理屈で考えずに、素直にまずやってみなさい!と言っているのではないでしょうか?!
やってもいないのに、批判するのは頭の硬い証拠です!(微笑)
そうでした、そうでした! 赤子こそ「柔・弱」そのものの存在で、生きたお手本です!(笑)
「水」の如く生きることが「道」に一番近い!と『 老子 』は、教えてくれていたのです!(ニッコリ!)
今日は、ここまで。
それでは、また。ごきげんよう!