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2023/02/05
【一悟一笑】 No.448 「 只(ただ)、一灯を頼め 」
「 只(ただ)、一灯を頼め 」
先月下旬、テレビニュースで、新型コロナウィルスの感染法上の分類が現在の「2類」から、季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げられ、その期日もゴールデンウイーク明けの5月8日である、との報道がありました。(微笑)
「ついにその日がやってくるのか!」と、小生は少し安堵を覚えました。
3年間もまったく先の見えない「長いトンネル」に入ってしまったような気がしていましたから、。
今回のこのニュースで、心なしか道行く人々の表情も明るくなっているように見えるのは、小生の気のせいでしょうか?!
いえいえ、そうではないでしょう。
新聞の広告欄を見ても、旅行や音楽コンサート、催し物のご案内などがものすごく増えています。
もちろん、コロナ以前と同じというわけにはいかないでしょう。油断は禁物ですが、トンネルの先にはっきりと明かりが見えてきたことはたしかです!
江戸時代の儒学者、佐藤一斎(1772-1859)にこんな言葉があります。
『 一灯を下げて暗夜を行く 暗夜を憂うること勿れ、只一灯を頼め 』
【 訳 】灯りを持って、暗い夜道を歩く。暗い夜道を怖がったり、心配してはいけない。
ただ、足元を照らす灯りを頼りに進めばよいのだ。
まったくその通りですね!
暗い方にばかり目を奪われないで、ただ足元を照らしてあげればよいのです。
やはり、前に進むには、明るい「陽の気」が必要なのですね。(微笑)
佐藤一斎が説く「足元」とは、「こころ」・「気持ち」を指しているような気がしてなりません!(ニッコリ!)
今日は、ここまで。
それでは、また。ごきげんよう!