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2023/02/16
【一悟一笑】 No.451 「 梅 花 開 早 春 」
「 梅 花 開 早 春 」
昨日は、北風も強く寒い一日でしたが、街中では結構、熟年の方々を見掛けました。
それもそのはず、今年初めての年金支給日でしたから、。(偶数月の15日が、年金支給日ですものね!)
ご近所に二本の紅梅が咲いているお宅があります。
今や満開で、その下を通る時に何とも言えない芳香が、小生を幸福にします。
この香りこそ、早春の「気」なのですね!
以前読んだ本にこんなことが書かれていたのを思い出しました。
「 道元禅師に『 梅 花 開 早 春 』という漢文があるが、これをどう読むか、どう訳すか?
① 梅花、早春に開く。
② 梅花、早春を開く。どちらも正しいのですが、如何でしょうか? 」と。
どうでしょう?
以前のブログでもお書きした通り、「一字違い」なのに、大きく意味が違う場合があります。
「正しい(ただしい)と楽しい(たのしい)」がそうでしたね!
今回は、
梅花が、「 早春に開く 」と、梅花が、「 早春を開く 」。
前者の「に」ですと、自然になってしまったという感じの「受け身」形ですが、後者の「を」と読むとすごく生き生きとした生命力あふれるパワーを感じませんか?(微笑)
たしかに早春では、「梅花」がどの花よりも先に咲く「さきがけ」と言ってよいでしょう。
その「さきがけ」となった生命力には「 早春を開く 」と読むほうが、小生はふさわしいのでは、と思うのですが、。(微笑)
ただ、熟年の方々にとっては、
「 年金、早春を開く 」かな、?!(ニッコリ!)
今日は、ここまで。
それでは、また。ごきげんよう!