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2023/05/04

【一悟一笑】 No.476「 わたしたちの老子 」(25)

「 わたしたちの老子 」(25)

 先月、気功指導の出張先のメンバーの方から一冊の本をお借りしました。
その方のお友達のご主人様の著書です。

 科学者として著名な方なのですが、そのご本は『 名言 』がテーマでした。
そのメンバーの方は、その中に『 老子 』が載っていたのでうれしくて小生にお貸ししてくれたのです。

「 終りを慎むこと 始めの若(ごと)くなれば、則ち敗事なし 」 『 老子 』第64章

【 訳 】新しいことを始める時は、緊張感をもって取り組むが、徐々に慣れてきてしまう。
最終段階にきた時こそ一層の頑張りを示しつつ、慎重に実行したいものですね。

 と、科学者のその方のご説明でした。
ちなみに小生、『 老子 』の本は多く読んできたつもりですが、科学者の解説されたものは初めてで、科学者としての目線というものを窺い知ることができました。(微笑)

 この『 老子 』第64章は以前、「 千里の行も 足下より始まる 」(No.422「 わたしたちの老子 」⑪ )でご紹介しています。

 なるほど、『 老子 』第64章には、新しいことをするときの「始めと終り」の心構えについての秘訣が書かれていたのですね。(ニッコリ!)

 今日は、ここまで。
それでは、また。ごきげんよう!