ピックアップニュース
2019/08/18
【一悟一笑】 No.88 「 夏の思い出 」
「 夏の思い出 」
♪ 夏が来れば 思い出す~ はるかな尾瀬 とおい空 ♪ 作詞:江間 章子 作曲:中田 喜直
今年は、どういう訳かこのお盆ウィークが一日しか実質的に休むことができませんでした。
先日のこのエッセーにもお書きしましたが、その休日は渋谷まで映画鑑賞に出かけ、帰りに庭園のあるホテルで軽い夕食をいただきました。
ライトアップされたその日本庭園は、全体的に緩やかな曲線で描かれていて、そこにある石が大きな存在感を誇っていました。
しばらく、感慨にふけっていましたら、「あれっ、もしかしたら、この庭園、知っている?!?!」と潜在意識が動き出しました。(笑)
はた、と気付いたのが、3年前の8月にカルチャークラスの講義で会員の皆様と一緒に鑑賞した「禅の庭園の写真集」のことでした。
その庭園の作者は、横浜市鶴見区にある禅寺の住職の方で、桝野俊明禅師です。。(微笑)
レオナ先生に「よく、思い出しましたね!」と言われて、またハッと気付いたのが、
このホテルのメインロビーの名前が「坐忘」だったのです!!
「坐忘」とは、私たちが行っている気功が流れを汲んでいる「老子・荘子」の中に出てくる言葉です、。
小生、そのロビーのソファーに座って「忘れる」のではなく、その庭園の作者を「思い出した」のでした。
レオナ先生と二人で「大笑い」してしまいました!これが本当の「一悟一笑」ですね!!
その笑いで、周りのお客様が「チラッ」とこちらを振り向きました。。
もしかしたら、「坐忘」とは、すべてを忘れることではなく、どうでもよい枝葉末節なことを忘れて、本当に大事なことをつかみなさい!思い出しなさい!ということではないでしょうか?!
それが、今年の小生の「夏の思い出」です。(笑)
皆さまの今年の「夏の思い出」は、いかがですか?
今日は、ここまで。
それでは、また。ごきげんよう!