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2020/01/18

【一悟一笑】 No.159 「 足るを知る 」

「 足るを知る 」

 先日、久しぶりに駅前通りでご近所の知り合いの方と出会いました。
小生、ニコニコして挨拶をして声をかけましたが、その相手の男性はちょっと口をほころばすだけで表情も硬く、軽い会釈だけでした、、。
「なぜだ、、?」と正直、思いました、、。

 数日後、別のある方から彼が退職後に心身を少し病んで、現在病気療養中であることを聞いて、その対応の理由が分かりました、、。(ホッ) きっと、身体がつらくて彼なりの微笑と会釈が精一杯だったのでしょう!小生、後から申し訳なく思いました、、。

 小生、武術をやっているのに、これでは「合気」の何たるか?がまだ悟っていないと反省、、。小生も少し、頭も固かったのですね!(微笑)
相手には相手の事情があるのです! こうすべきだとか、こうに決まっている!などと思うのは、頭がカチカチ人間の特徴です!(笑)

 結局、小生は自分が出した分(笑顔と挨拶)に見合ったものが欲しかったのですね、、。(微笑)
でも、これでは「取り引き」「ビジネス」と同じです! 小生には、まだ「計算」や「力み」が残っていたのです。まだまだ未熟ですね~!(笑)

 『老子』には、「足るを知ることが重要!」と説かれています、、。
たしか、京都の「石庭」で有名な龍安寺(りょうあんじ)のつくばい(手水鉢)だったと思いますが、そこには、面白い遊びが施されていますね!
「吾(われ)唯(ただ)足るを知る」と。真ん中の水を溜める場所に大きな「口」型の穴があり、「口」の上に「五」があって「吾(われ)」、「口」の右側に「隹」で「唯(ただ)」、「口」の下に「疋」で「足る」、「口」の左側に「矢」で「知る」となります。(微笑)これは、本当に傑作です!(感心!)

 こんな「文字」で遊べるような「心の余裕」があればいいのになぁ~!(ニコッ!)

 今日は、ここまで。
それでは、また。ごきげんよう!