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2020/07/08
【一悟一笑】 No.253 「 ユーモア 」
「 ユーモア 」
昔、大変に驚いたことがありました!(笑)
それは20年ほど前、小生の神道の師のことが佐藤愛子氏の小説に書かれていたからです。(その師匠は既に帰幽されています、。)
しかも師は生前、まったくその事については仰っていなかったので、尚更でした、。(微笑)
その小説家の佐藤愛子氏(96)が最後のエッセイ本を出版されたというので、早速購入いたしました。(微笑)
佐藤愛子氏は、皆さんご存知の通り(?笑)お父様が有名な小説家の佐藤紅緑氏で、お兄様がやはり有名な詩人のサトウハチロー氏で、文学一家の方です。
それでも、彼女はなかなか小説家としての芽は出ず、作家としての地位を確立されたのが40代後半ということで、大変ご苦労されたそうです、。でもきっと、その時のご苦労が現在96歳まで現役を続けられてきた理由かも知れませんね?!(微笑)
小生は、10年以上もその小説に登場する神道の師に師事して、毎月のようにお会いして教えを乞うていたのですが、。佐藤氏は、たった数回の出会いで、その小説のたった2行でその師の特徴を存分に表現されていました!(オドロキ!)
そのスゴイ才能に、「プロフェッショナルだな~!」とつくづく感心させられました!
今回の最後のエッセイ本のタイトルは、『気がつけば、終着駅』です。
佐藤氏の作品群は、持ち前の「好奇心」と「弱きを助け、強きを挫(くじ)く義侠心」、そしてお若い頃のご苦労が、爽やかな「ユーモア」を醸し出しているような気がしました!(笑) そして「ユーモア」とは、本来「人間らしさである!」と、どなたかから伺ったことがあります!
「全部失ってごらんなさい。どうってことありませんよ」というエッセイが最後の方にありますが、これは佐藤氏から災害の多い日本という国に住む私たちへの応援メッセ―ジでもありますね!(ニッコリ!)
今日は、ここまで。
それでは、また。ごきげんよう!