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2023/04/09

【一悟一笑】 No.467 「 誤解から理解へ 」改訂新版

「 誤解から理解へ 」

 前回のこの【一悟一笑】No.466「わたしたちの老子」で、小生の本意が十分に書き切れていませんでした、。
それを補うため、誤解を解くために、今回、書き足しておきます。

 『 老子 』の「柔弱」で、特に注意しなければならないのが、「力を抜く」ことと「気を抜く」ことを混同しないことです。
「気功」や武術の「元気功」の指導のとき、小生がよく使うフレーズに
「 力は抜いても、気は抜かない!」
があります。

 このフレーズは小生、大変気に入っていて、自分でも「いいなあ~、本当にそうだな~!」と思っています!(微笑)

 『 老子 』の「柔弱」の真意は、
「 自分を守ろうとしたり、強がることは、力んでしまい、心身を堅くします。それでは、自分の生命力「気」を十分に生かすことはできません。だから、強がらず、自分を守ろうとせずに、力まないで、柔弱である 」
ことだ、と思っています。

 以前、横浜市内の小学校のPTAから保護者の方々の集まりに「気功」のお話しと指導をお願いされたことがありました。
学校に少し早く着いたので、校内を見学させてもらっていた時、ちょうどお昼休みで生徒たちが廊下や階段にあふれていました。歩いたり、走ったりと賑やかで活動的な子供たちを見ていたら、あることに気付きました。

 階段をかけ上ったり、かけ下りたりする子供たちは、けっしてぶつからないのです。
これがもし大人であったら、肩がぶつかったり、曲がり角で鉢合わせしたり、後ろから押されたりして、ケガや喧嘩が絶えないと思いました。「あなたの方が退(ど)くべきでしょう!」などと、相手を負かすために「我」(自己)を強く主張することもあるでしょう、。

 でも、子供たちは、心身が柔軟で「我」も少ないし、また「気」を十分働かせているので、相手とぶつからないように「ひらり」と上手くかわすことが出来るのです。
その情景を目の当たりにして、
小生、「あ~、ここに『 老子 』のいう「柔弱」の教えの真実があった!」
と感動し、そして理解したのです。(微笑)

 いいですか!
「誤解」」でなく、「理解」をですよ!(ニッコリ!)

 今日は、ここまで。
それでは、また。ごきげんよう!