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2024/08/13
【一悟一笑】No.624 「 二人の涙 」
「 二人の涙 」
日本時間の昨日の早朝、パリ五輪が閉会式を終えて、約2週間の幕を閉じました。
猛暑の夏が、オリンピックの熱気でさらにヒートアップされた気がしています、。(微笑)
終わってみれば、JOC(日本オリンピック委員会)が目標にしてきた、金メダル20個達成という金字塔に拍手を贈りたいと思います。それにしても、世界の極東の小さな島国である日本が、世界メダルランキングで、米国・中国に次ぐ世界3位というのも、改めて考えると不思議でもあり、素晴らしいな~、有難いな~、という感慨が湧き上がってきます。
人それぞれに、今回のオリンピックでは思い出に残る場面があったと思います。
小生は、「 二人の涙 」が印象に強く残りました。
最初は、皆さんよくご存じの兄弟で柔道の連覇を期待された妹の阿部詩(うた)選手です。
兄弟で連覇(金メダル)を目指していたのに、詩選手が2回戦で思わぬ負けを喫して、大号泣されましたね、。
久々に見る大号泣に、小生も少し戸惑ってしまいましたが、。
案の定、SNS上では、「 試合の運営上、迷惑がかかる 」「 武道なのに、自制ができないのか 」「 みっともない 」などの書き込みがあったそうです。
でも、試合会場の観客の皆さん(前回の東京五輪では無観客)が、名前の「 ウ~タ、ウ~タ! 」と、健闘を称えたスタンディングオベーションの大合唱で試合会場が温かい雰囲気に包まれたとき、詩選手の涙がより美しく見えました。(微笑)
一方、同じく連覇を期待されていたレスリング女子の須崎優衣(ゆい)選手。
初戦で敗れて、喪失感と申し訳なさに苛(さいな)まれた、といいます、。
でも、気分を入れ替えて、攻めて攻めて3位決定戦まで登り詰め、ついに銅メダルを獲得します。
メダル授与式で銅メダルを首に掛けられたとき、目に涙を浮かべて手を合わせる須崎選手には感動を覚えました。
そして、気分を入れ替えられた、というそのコメント内容がとても素敵でした。(微笑)
「 五輪チャンピオンでない須崎優衣では、価値がないと思っていた。
でも、一人の人間として応援して下さる方が多くて、。そこに気づけた私は幸せです!」(拍手!)
この「 二人の涙 」を拝見できただけでも、パリ五輪の価値は充分にありました。(ニッコリ!)
今日は、ここまで。
それでは、また。ごきげんよう!