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2025/01/16
【一悟一笑】No.666 「 わたしたちの老子 」(60)
「 わたしたちの老子 」(60)
京都に「龍安寺」(りょうあんじ)という石庭で有名なお寺があります。
以前、その石庭をご覧になった世界的に高名な宇宙物理学者が、
「 どなたかは知らないが、とにかくこの庭を造った方は、間違いなく宇宙の神秘を悟っている!」
と、興奮して話されたそうです。(微笑)
そのお寺の茶室の近くに、蹲(つくばい)があります。
蹲とは、茶室に入る時に手や口を清めるために手水が張ってある石のこと。
蹲の真ん中には、四角い形の「 口 」という文字が掘られてあり、
その口の上に「 五 」、右に「 唯 」のつくり(右側の部分)、下に「 足 」の下の部分、左に「 矢 」と彫られています。
上から、右、下、左の順に真ん中の「 口 」とセットにして読むと、
「 吾(われ)、唯(ただ)足るを知る 」
と、なっています。
これを考えられた方も、相当な悟りを開かれた方と言ってもいいのではないでしょうか?!(微笑)
「 足るを知るとは、何かを得てそれに満足するのではない。
あるがままの現実に、つねに満足することなのである 」 『 老子 』 第46章
う~む、この『 老子 』の章は、悟りのいい香りがしますね~。(微笑)
まさに、このブログ「一悟一笑(いちごいちえ)」に相応(ふさわ)しい教えです!(ニッコリ!)
今日は、ここまで。
それでは、また。ごきげんよう!