1809年の9月23日、イギリスで万年筆が開発され、その特許が認められました。
これを記念して、9月23日は「万年筆の日」です。
近年は便利で安価なボールペンの後塵を拝している感もありますが、デザイン性の高さと書き味の良さは
特筆に値します。
長文を書く司法試験などでは今も愛用されているそうですよ。
夏目漱石や太宰治、武者小路実篤など日本を代表する文豪も、書き味の良い万年筆を愛用していました。
横浜ベイブリッジを見下ろす「神奈川近代文学館」は、そんな近代文学の巨匠たちの足跡を集めた国内では
指折りの総合文学館です。
読書の秋とも言いますし、ようやく涼しくなってきたこの頃に、近代文学を味わいに行ってみてはいかがでしょうか?
港の見える丘公園の花壇を抜けて奥に向かって歩いて行くとありました。神奈川近代文学館はモダンな建物
「神奈川近代文学館」は、神奈川とゆかりのある作家や作品に関する資料を多数コレクションしているのが特徴です。
なかでも「常設展示室」では、神奈川の5地域ごとにゆかりのある作品とその関連資料が紹介・展示されています。
近代文学館の常設展示には夏目漱石の書斎を再現したコーナーがあり必見です。
展示文具類、道具は全て愛用していたモノです。ちなみに漱石が愛用していた万年筆は1907年から丸善で輸入販売
されていた英国製「オノト万年筆」だそうです。写真は館内にあった書斎の解説資料(一部)
夏目漱石です。(漱石公園の銅像)
企画展示室の入口。取材時はスタジオジブリの映画でお馴染み「魔女の宅急便」の原作者「角野栄子」さんの展示が
行われておりました。(この場所だけキキと記念撮影できます)
24日(日)までですが、ファンの方は是非ご覧を。子供連れの家族がたくさんいらっしゃいましたよ
次回9月30日からの企画展はガラッと変わり「山本周五郎展」です
一度読んだ作品であっても、展示を通じて新たな発見があるかもしれませんね。
<ひとくちMEMO>
「神奈川近代文学館」の収集資料の総数はなんと100万点以上!!
ただし、資料の閲覧こそできるものの、資料保存の観点から貸し出しには対応していないそうです。
1階にある閲覧室の入り口です
近代文学館周辺から海側を見ると…。間近にベイブリッジが綺麗です