年末が近づき、今年も街のイルミネーションが綺麗な時期です。
最近はLED照明が主流でブルーなど様々な色の表現も可能になりましたね。
ところで昔から日本の外での照明器具と云えば「灯篭」があります。
灯篭にも寺社用や交通の照明のほか、庭園内には鑑賞のためのものも置かれていました。
川崎市にはちょっとミステリーな灯篭があります。
宮前区の「川崎市青少年の家」の敷地内、施設建物の裏手にある広場の片隅にある、その名も
「お化け灯籠」です。
噂のお化け灯篭を確認しに、川崎市青少年の家へ。
門の中へ入ると、絵が描かれた誘導看板もあります
横の案内板によると、この灯篭は昭和16年まで東京・六本木の日本陸軍部隊の集会所庭にあったとの事で、
ちょうどその頃、灯篭が夜になると六本木周辺に夜な夜な出没する噂が立ちました。
それから1942年に部隊はこの「青少年の家」の場所に灯篭も一緒に連れて移動して来ました。
それと同時に灯篭が勝手に動かない様に足の部分を埋めたとも、足を切って置いたとも言われております。
奥の庭に歩いて行くと、ありました! 思っていた以上に大きい。確かに竿と呼ばれる脚の部分がないです。
こちらが脚のある通常の灯篭です。比べてみてもお化け灯篭はかなり巨大な灯籠です
由来が書いてある案内板
これまでに夜、動いていたという目撃情報は聞かれていませんが、川崎市の公式ホームページでも
紹介されている灯篭ですので、一度ご覧になられてはいかがでしょうか。
よく見ると怖いというより、愛嬌もあります。ガンダムのザクにも何となく似ていませんか?
<ひとくちMEMO>
お化け灯籠のある川崎市瀬少年の家は、主に学校の生徒、青少年団体向けの宿泊、研修施設です。
灯篭のある庭にもキャンプファイアーや野外炊事場、プールなどもあり、子供たちが楽しめるスペースに
なっています。
灯篭のそばの庭です。保育園の子どもたちが遊んで居ました
最寄り駅の東急田園都市線「梶が谷」へ向かう途中で電車の撮影ポイントを発見