12月20日は「霧笛記念日」とされています。
霧笛とは、霧が濃いときに航海の安全のため船や灯台が鳴らす汽笛のことです。
津軽海峡の本州側東海岸にある尻矢崎灯台に、1879年のこの日、初めて霧笛が設置されました。
交通の要衝として栄える横浜港でも、出入りする船たちの汽笛がよく鳴り渡っています。
そして、港の先端には行き来する船を見守る「横浜港シンボルタワー」がそびえ立っています。
世界各国から訪れる客船や貨物船が安全に航海できるよう情報や信号を送っているのです。
タワーのなかには横浜港を一望できる展望室や展望ラウンジがあります。
客船が入港する時間の情報も公開されているので、それに合わせれば客船がやってくるのを見ることが
できます。
以前小ネタに出てきた大黒海づり施設フィッシングピアーズも見えます。
また、タワー周辺の緑地公園は、フリーマーケットやコンサートといった市民イベントの場としても
活用されていますよ。
横浜港シンボルタワーは、開放感あふれる素晴らしい立地条件のところにあります。
行き来する船をぼんやり眺めながら、ゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?
タワーの下には縦・横6m、重さ15tのステンレス製鋳造彫刻「遥かなるもの・横浜」が置かれています。
140段の階段を登ると展望室があります。下を見ると結構こわいです。
Fの文字の点滅は1万5千トン未満の船は出入り自由の信号だそうです。
<ひとくちMEMO>
春にはシンボルタワーのまわりで芝桜が満開になります。
色鮮やかなピンクの芝桜に囲まれると、白いタワーがよりいっそう引き立ちます。
芝桜が咲いている時期にもぜひ訪れてみてくださいね。
自由に使用できる緑地公園でペットと遊んだり、お弁当を食べるのもいいですね。