7月14日は、日本新聞販売協会によって「しんぶん配達の日」と定められています。
この日は気象衛星「ひまわり」が打ち上げられた日でもあり、「ひまわり」が日々気象情報を送り続けているように、配達員も毎日情報や文化を届けているということで制定されたそうです。
新聞は私たちの生活に馴染み深いものですが、制作現場などの裏側は知らない人が多いのではないでしょうか。
横浜の日本大通り駅に直結している「日本新聞博物館(通称:ニュースパーク)」では、
新聞やジャーナリズムについて、体験を通して楽しく学ぶことができます。
みなとみらい線「日本大通り駅」の3番出口すぐです
常設展示のコーナーでは、明治時代の新聞や報道機材が展示されており、新聞の歴史をたどることができます。
また、実際の記者による活動をタッチパネル式のモニターで紹介もしています。
2Fで企画展を見てから3Fの常設展示へ。見応えありました
この巨大な機械は静岡の新聞社で実際に新聞を刷っていた印刷機。1時間に4Pの新聞なら15万部印刷が可能だそうです
多目的ルームでは、定期的にイベントやワークショップも開催されていますよ。
団体向けの体験プログラムでは、実際に編集ソフトを使って新聞を作ったり、元新聞記者による「文章の書き方」や「新聞の読み方」のレクチャーを受けたりすることもできます。
作業や対話を通して、情報を「伝える」ための力を身につけられるでしょう。
夏休みは、知的好奇心をくすぐられる仕掛けが盛りだくさんの日本新聞博物館に足を運んでみてはいかがでしょうか?
2Fのショップで、オリジナルキャラ「ブンぱくん」のグッズを購入
<ひとくちMEMO>
体験プログラムのひとつに「横浜タイムトラベル」という取材体験ゲームがあります。
横浜の街並みを再現したジオラマにタブレット端末をかざしながら取材をし、
横浜開港をめぐる謎を解き明かしていきます。
取材して作った新聞はおみやげに持ち帰ることができますよ。
博物館があるビルの外観、2Fには「CAFÉ de la PRESSE」が。
その名の通り、新聞記者が集まるパリのカフェをイメージしたカフェ
博物館のある建物の一部は昭和4年に建設。レトロな雰囲気が良いです