【一悟一笑】No.484 「 適 応 」
「 適 応 」
一週間ほど前ですか、出張指導先のYさんからご丁寧なお手紙と別送の菓子折りが届きました。
「 何だろう?」と思って、お手紙を拝読しますと、
「 残念ですが、今月いっぱいで気功のお教室を退会させて戴きたい 」という趣旨の内容でした。
その理由として、要支援を受けた健康上のことと会場までの電車の乗り継ぎなどの不安を挙げられていました。
小生もその理由に納得しましたので、すぐにお電話を差し上げ、今まで28年間通ってくださった御礼と今後のお身体のご自愛の旨を申し上げました。
さて昨日、そのYさんから再度お電話があり、どうされたのかな?と思いながら、お話しを伺いますと、
ケアマネージャーさんとのお話し合いで、気功を辞めるのはもったいないと言われて、その方と一度その会場のところまで一緒に歩いて、最善の策を考えましょう!ということになったそうです。
それで、つい先日、退会の申し出をしたばかりなのに、先生に申し訳ないのですが、もう1~2か月様子を見させて下さい。
というのが、Yさんの電話の内容でした。
Yさんがあまりに申し訳なさそうにお話しされるので、小生、ついつい笑ってしまい、
「 Yさん、私たちは今、老子の気功を学んでいますよね!『 老子 』には、水のようにしなやかに生きなさい、と説かれています。それには、頭を柔らかくして、変化に対応しなければなりません。今回のケアマネージャーさんのご提案は素晴らしいですし、Yさんの適応もとても良いことです。全然、問題はありませんよ!」
と、申し上げました。
Yさんは、
「 そう言っていただいて、こころが楽になりました。
それでは、そのようにさせていただきます。」
と、明るい声のトーンで答えられました。(微笑)
イギリスの自然科学者である、チャールズ・ダーウィンのことばです、
「 生き残るものは、最も強い種でも、最も知的な種でもない。
最も変化に適応できる種が生き残るのだ。」(ニッコリ!)
今日は、ここまで。
それでは、また。ごきげんよう!