【一悟一笑】No.627 「 わたしたちの老子 」(52)
「 わたしたちの老子 」(52)
今、当倶楽部でお教えしている「 元気功 」という武術は、柔道や合気道などの源流となるものです。
「 柔よく剛を制す 」といいますが、この語源が『 老子 』にあります。
「 柔弱は、剛強に勝つ 」 『 老子 』第36章
やわらかくてしなやかなものは、一般的には弱いと思われています。
でも、硬くて強くみえるものよりも本当は強いのです。
車で運転していても、車・自転車・歩行者がいた場合、一番に気を遣うのが歩行者です。
本日、横浜駅まで用事があって行きましたが、エレベーターに乗るときでも、若い男性・中年の女性・高齢者がいた場合、高齢者が一番先に譲られます。(微笑)
硬くて太い木は、台風の風で、ポキンと折れてしまいます、。
やわらかくしなやかな柳の木は、風の流れに身を任せているので、折れません。
口中には、舌と歯がありますが、硬くて強い歯の方が、舌よりダメージを受けています。
ですから、やわらかくてしなやかなものが、本当は強いのです!(微笑)
武術「 元気功 」も、上手な人ほど、技を掛ける時も受け身をするときも、
やわらかで、しなやかなのです。(ニッコリ!)
今日は、ここまで。
それでは、また。ごきげんよう!