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こちら小ネタ情報部

2017.07.28(金)

小ネタ情報部

意外も意外なその名のわけ。横浜市金沢区「イガイ根公園前」バス停



つい口にしたくなってしまうバス停を横浜市金沢区に発見しました。
その名も「イガイ根公園前」

響きに注目してみると、その文字構成は意外や意外。
なぜ片仮名なのか。なぜ"根"なのか。なぜこの組合せなのか。
たくさんの謎が興味を誘う横浜市営バス、新杉田駅から20個目のバス停



インパクトのある名称ですね


もちろん、名前の通り「イガイ根公園」は存在します。
遊具がひとつの寂しい広場です。
バス停の名前になるくらいだから、と深読みすると、これもちょっと意外。

しかし、ヒントになりそうなものが何もない普通の小さな公園です。



こちらがバス停の名になった「イガイ根公園」です


停留所の周辺は道路も、歩道も広々。緑道や小中学校もあり、閑静な住宅地といった感じです



そこで、調べてみると、金沢区から横須賀市に至るこの地周辺は埋め立て地だそうで、
それ以前は漁場だった模様。

「イガイ根」とは、漁師の使う言葉なのだそうです。
イガイは貝の名前で、カラスガイやセトガイの別名でもあり、”根”は漁師のいう浅瀬の岩礁を
示す言葉なのだそうです。

片仮名のわけと、その組み合わせに納得。
現在の海図にもその名が残っているらしく、それはまた意外な由来でした。


<ひとくちMEMO>
一帯が埋め立て地ということで、実はこの周辺には他にも変わった名前の公園がいくつかあります。
「サルダの鼻」「イド藻」「のりべか」どれも漁師の言葉から命名されているようで、こうなると
漁師言葉に興味が湧いてきますね。



一帯が埋立て地であるのは工場が多いことでも分かりました。
バス停から徒歩5〜6分歩いた金沢シーサイドラインの「産業振興センター」駅近くにはカステラの文明堂の工場も
あり直売をしています。取材時はセールでたくさんの人が並んでいました。
窯出しカステラって? すごく美味しいらしいですよ (今度、買いに行きます)

意外も意外なその名のわけ。横浜市金沢区「イガイ根公園前」バス停