【一悟一笑】No.529 「 わたしたちの老子 」(35)
「 わたしたちの老子 」(35)
『 老子 』には、同じようなニュアンスの章がいくつかあります。
そのなかの一例として、前回のNo.528の内容と似ているものをご紹介しましょう。
前回が、
「 知の限界を悟るのが、真の知である。」 『 老子 』第71章
でした。
今回は、
「 知識を万能とする迷いを拭い去る。
一面的なものの見方を捨て去る。
自然の気を保って柔弱なること。 」 『 老子 』第10章
このように、『 老子 』は手を変え、品を変えて、私たちに「 道 」の理解を深めさせようとしてくれています。(微笑)
ちなみに、今回の第10章では、最初の一行目が一般論、二行目が具体論、三行目が身体論になっています。
すごいですね!(ニッコリ!)
今日は、ここまで。
それでは、また。ごきげんよう!