【一悟一笑】 No.174 「 柔よく剛を制す 」
「 柔よく剛を制す 」
先日いらした方は、気功に入門したころはとても身体が硬かったのですが、いつの間にか柔らかくなっていました。
ご本人も「むきにならないで、ただ気功を続けていたら身体が自然に柔らかくなっていました!」と不思議そうに話されていました。これこそ、『老子』の気功の真骨頂ですね!(笑顔)
身体が硬い人は、それが恥ずかしいのか、無理して力を入れたり、また反動を利用した勢いで身体を柔らかく見せようとします、、。(微笑)でも、それは逆効果なのです!その時は柔らかくなったように見えてもすぐに元の硬さに戻るし、痛めることすらありますから、、。
『老子』のなかに「柔弱は剛強に勝つ」とありますが、普通に考えると「逆ではないか?」と思ってしまいます。
この意味は、「剛強」は見た目が強そうでも「もろさ」を秘めていて、反対に「柔弱」はその「しなやかさ」により生き延びるということなのです!(微笑)たとえが、妥当かどうか分かりませんが、自動車と歩行者では自動車の方が強いですよね。でも、運転していると判りますが「歩行者」が一番強いのです!法律でもそうなっています!
もちろん、「歩行者」が「自動車」に向かって戦おうとしたら負けますが、、。(微笑)
『老子』の教えは「赤子」を理想としています。「赤子」こそが「柔弱」の典型なのです。
また、女性と男性の場合もそうですね、、。弱そうに見えて、女性の方が実は強い!寿命でも女性の方が長いでしょ!(笑)
「戦わずして勝つ」これが「柔よく剛を制す」の真意なのです!(ニッコリ!)
今日は、ここまで。
それでは、また。ごきげんよう!