【一悟一笑】 No.415「 わたしたちの老子 」⑨
「 わたしたちの老子 」⑨
「 報 怨 以 徳 」 老子 第63章
これもまた、大変有名なことばですね!
そのまま訳せば、「 怨(うら)みに対しては、徳で以て報いなさい! 」と、なります。(笑顔)
または、「 怨みといったちっぽけな感情には、広い徳(大きな愛)で包容しなさい 」とも言い換えられます。(微笑)
先頃、お亡くなりになられた経営者の稲盛和夫氏は、先日のNHKの追悼番組の最晩年のインタビューでは、こう答えられていました。
「 今になって思うことは、少し生意気な尖がっている(微笑)若い社員に対して、私がもう少し大きな愛で包み込めていたら、わが社はもっと違った意味で良い企業になっていたと思う!」
と、実感を込めて力説されておられました!(微笑)
一昨日、10月10日のクリミア半島に架かる「クリミア大橋」が爆破されたことに対して、ロシアのプーチン氏は
「ウクライナのテロ行為である!」と断定して、
ここ連日、ロシア軍がウクライナ全土20か所に報復攻撃を行いました、、。
冒頭の「老子」のことば「 報 怨 以 徳 」とは、真逆の行為ですね、。
「 老子 」曰く、
「これでは、キリがない!」と。
「老子」の教えから2500年経って、今の状況ですから、あと何年、何十年、何百年、いやあと何千年かかるのかな~?!
いつの日か、この「 報 怨 以 徳 」が世界の人々の常識となればいいですね!(微笑)
それまで、お待ちましょう!(ニッコリ!)
今日はここまで。
それでは、また。ごきげんよう!