【一悟一笑】No.729 「 わたしたちの老子 」(70)改訂版
「 わたしたちの老子 」(70)
前回の当ブログ;「 国宝 」の映画を鑑賞した後、こころに残った場面があります。
主役の歌舞伎役者を演じた、吉沢亮氏のことです。
その映画の中で、師匠の奥さまからひどい叱責を受けたシーンがありました。
小生、その時、この人はなんて反論するのだろう? どう対応するのだろう?
と一瞬、彼の反応に注目しました。(微笑)
すると、彼は何も言わずに、一言も話さずに、ただ茫然として、何とも言えない目と表情をされたのです。
「 大弁は、訥(とつ)なるが如し 」 『 老子 』 第45章
小生は、どんな弁解をするのだろう?、か、気色ばむ(怒りを露にする)であろう、
などと、考えていたので、彼のその反応に驚きました!
老子は、本当に話し方の上手な人は、あまり雄弁ではない!と、説いています、
小生、そのシーンを観ていて、つくづくそうだなぁ~、これが本当だなぁ~、これでいいのだ!、と感じ入った次第です。(微笑)
現在は、世の中もマスコミも、少し騒ぎ過ぎ・はしゃぎ過ぎ・しゃべり過ぎなのではないでしょうか?
そういえば、
「 雄弁は、銀。沈黙は、金。 」
なんて、昔の方は、よく言ったものです!(ニッコリ!)
今日は、ここまで。
それでは、また。ごきげんよう!