【一悟一笑】No.640 「 年のこう 」
「 年のこう 」
恥ずかしながら、小生、ずっと間違って覚えていた漢字がありました、。
「 年のこう 」は「 年の甲 」だ、と思っていました、。
それが、「 年の功 」であることが分かったのは、つい最近で、
なんだ!これは、気功の「 功 」じゃないかと、。(微笑)
ではなぜ、間違えて覚えてしまったのか、?
それはたぶん、「 亀の甲より年の功 」ということわざのせいなのです、。(微笑)
亀の「 甲 」のほうが先に来るので、その印象のほうが強く残ってしまったからだと思います、。
先日、ある会員さんとお話ししていた時に、その話しの流れで、ふと思い出した一文があります。
「 智に働けば角が立つ、情に棹(さお)させば流される 」
夏目漱石の名作『 草枕 』の冒頭の言葉です。
たしかこの小説は、漱石が30代の頃に書かれた作品ですから、漱石先生は、小生よりずっとお若くしてこの言葉の意味を実感されていたのですね。さすがは、文豪! 尊敬します!(微笑)
それにしても、明治のころも令和の現代も、人間はあまり変わっていないようですな、。(微笑)
夏目漱石のこの名文句こそ、「 年の功 」がよく似合います!(ニッコリ!)
今日は、ここまで。
それでは、また。ごきげんよう!